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春はるをてんぷらであじわおう

ふりがな

はる息吹いぶきもう

※大人の方へ
 こどもの国では原則動植物の採集は禁止です。それは将来いつまでも子どもが自然に接することができるようにするためです。そのため、子どもがその成長過程で必要な体験をすること、虫捕りをしたり、木の実ひろいをしたり、草花遊びをすることをのぞき、いかなる理由であれ園内での動植物の採集は固くお断りいたします。心ない行為が未来の子どもから自然に接する機会を収奪しているということを自覚してください。

 イベント「はるをてんぷらであじわおう」は毎年まいとしがつおこなっています。7種類しゅるい野草やそうをてんぷらにしてはる息吹いぶきからだれます。開催日時かいさいにちじにつきましてはイベントカレンダーで告知こくちします。

イベントの様子ようす

野草摘み

 まずは野草やそうさがしにきます。講師こうしからべられる野草やそう特徴とくちょうおしえてもらい、野草やそうみます。見分みわけのつかないものもあるので、自分じぶんではっきり区別くべつできるものだけえらんで採集さいしゅうします。

野草を仕分け

 採集さいしゅうした野草やそう種類しゅるいごとにけます。ほかのものがまざざっていないかチェックします。

てんぷらにする

 みんなで交代こうたいしながら、てんぷらにしてあじわいます。いつもみんなびっくりすくらいよくべるので、あげるのがいつきません。

野草のてんぷら

 てんぷらのころもはうすめにします。かるくしおをつけていただきます。

たべられる野草やそう

ヨモギ

よもぎ

 くさもちなどでおなじみの野草やそうです。とてもよいかおりがします。やわらかいをてんぷらにします。ヨモギのてんぷらは、どちらかといえば大人おとな人気にんきがあります。

ハルジオン

ハルジオン

 ピンクいろがかったはなきます。べるところははなまえのつぼみの部分ぶぶんで、おもたそうにつぼみをしたけているのをります。てんぷらにするとくさのにおいのなかにほんのりあまみがあります。

タンポポ

タンポポ

 こどものくに野原のはら一面いちめんにカントウタンポポがきます。外国がいこくからやってきたセイヨウタンポポもありますが、まちなかくらべて自然しぜんのこるこどもくにでは、日本産にほんさんのカントウタンポポのほうがはるかにたくさんいています。カントウタンポポとセイヨウタンポポのちがいは、つつんでいる緑色みどりいろ部分ぶぶん総包片そうほうへん)がかえっていればセイヨウタンポポで、かえっていなければカントウタンポポです。はな部分ぶぶんをてんぷらにしてべますが、あまみがあり、どもに大人気だいにんきです。

ドクダミ

ドクダミ

 十薬じゅうやくともいわれ、むかしからくすりとして使つかわれてきました。とてもつよ独特どくとくなにおいがあります。このにおいが平気へいきひと、ダメなひとがいますが、平気へいきひとにはドクダミのてんぷらはたまらなくおいしくかんじられるようです。をてんぷらにします。

フキ

フキ

 おみせられているものはとってもおおきいのですが、ノブキはもっと小柄こがらで、とくにこの時期じきのフキはそれほどおおきくありません。それでもてんぷらにするにはおおきいので、なるべくちいさなえらんであつめます。

クズ

クズ

 あき七草ななくさひとつで、とてもおおきくなるつる植物しょくぶつです。地面じめんからいっぱいがはえた新芽しんめします。この新芽しんめ部分ぶぶんで、てんぷらにします。大人おとな人気にんきです。

イタドリ

イタドリ

 新芽しんめ部分ぶぶんんで、てんぷらにします。シュウさんという成分せいぶんふくまれ、なまのままくきをかじるとっぱく、スカンポともばれます。地方ちほうによってはむかししおをふってどものおやつがわりにかじっていたところもあるようです。くきかわをむいて塩漬しおづけしたものを塩抜しおぬききすると、酸味さんみがなくなり、いたものなどにするとシナチクのような歯触はざわりでとてもおいしくいただけます。

野草やそう採集さいしゅうするとき注意ちゅうい

  1. イベント以外いがいでは、こどものくにでは原則げんそく植物しょくぶつ採集さいしゅう禁止きんしです。
  2. 立入禁止たちいりきんし場所ばしょ野草やそうってはいけない場所ばしょではらないこと。
  3. たくさんあるものをること。めずらしいものをみつけるとうれしいけれど、すくない植物しょくぶつるとなくなってしまうかもしれません。
  4. 自分じぶんっているものだけをること。図鑑ずかんおぼえただけの知識ちしきでは危険きけんです。っているひと一緒いっしょるか、自分じぶんべたことのあるものだけをります。
  5. 自分じぶんべられるぶんだけること。大切たいせつ自然しぜんがいつまでもあるように、りすぎないように注意ちゅういしましょう。
  6. べごろのものだけること。ちいさすぎたり、おおきすぎたりしてべるのにむいていないものはらないでおきましょう。
  7. べるもの以外<いがい/rt>は、のこしておくこと。