マテバシイは殻が硬くしっかりしているので工作に利用しやすいドングリです。中身をかきだして息を吹き込むと「ピーーィ」とよく響く笛になります。
ドングリのあたま(尖っている方)を削っても、おしりを削っても、どちらでも笛はできます。あたまは削りやすけれども、中身をかきだすときに気をつけないと殻が割れやすいです(多少割れても笛はできます)。おしりは削りにくいのですが、中身をかきだすときに殻は割れにくいです。
(1)まずは紙やすりにドングリのあたまかおしりの部分を押し当て、前後に動かしてゴリゴリ削ります。削って中身をかきだせるよう穴をあけます。穴の直径が7?8ミリくらいになるまで削ります。
(2)次に、マイナスドライバーでひたすら中身をかきだします。一度にたくさんかきだそうとすると殻が割れることがあるので、少しずつ中身を砕きながらかきだしてください。中身を残らずきれいにかきだせたら完成です。作業は単純ですが、中身をきれいにかきだすには根気が必要です。
下唇にあてて口をすぼめ、ドングリの中に息を吹き込むような感じでいきおいよく吹きます。上手に吹くと「ピーーィ」という大きくてきれいな音が鳴ります。うまく音が出ない場合は、ドングリの角度を少しずつ変えてみましょう。