秋冬に咲く花
ヒガンバナ
時期:9月下旬
場所:おんしつ周辺
はるかな昔、稲作伝来と同じ時期に中国大陸から日本にやってきたと考えられています。日本のヒガンバナは種をつくることができず、球根で増えます。花の時期に葉は無く、花が咲き終わった後、冬から春にかけて細長い葉を広げます。以前は9月前半が花の時期でしたが、温暖化のせいか年々咲く時期が遅くなってきています。一部に白いヒガンバナもあります。
ヤマホトトギス
花の時期:8~10月
場所:外周道路220~222付近など
それほど目立つ花ではないのですが、外周道路の道脇などで見られます。独特の花の形が印象的です。花の斑点模様が鳥のホトトギスの模様に似ているところからこの名前になったとされます。
ミズヒキ
花の時期:7~10月
場所:外周道路など
湿り気のある場所を好みます。花穂を紅白の水引にみたててこの名前があります。
ノコンギク
花の時期:9~11月
場所:内周道路沿いの斜面など
園内に自生するノギクの仲間のひとつで、最も普通に見られます。
ノハラアザミ
花の時期:8~11月
場所:内周道路沿いの斜面など
秋に園内で普通に見られるアザミの仲間です。
ヤクシソウ
花の時期:10~11月
場所:内周道路沿いの斜面など
名前の由来は、葉の形が薬師如来の光背に似ているから、あるいは昔は薬草として使われていたからなど諸説あります。以前に比べて数が少なくなってきました。
キンモクセイ
花の時期:10月上旬
場所:正面入口、平成記念館前など
植え込みなどに利用され、花の時期は短いものの、良い香りを放ちます。
ジュウガツザクラ
花の時期:9月~4月
場所:中央広場の正面入口側スロープ付近
秋咲きの八重桜の品種。9月にはちらほらと花が咲き始め、10~11月にかけてピークを迎えます。その後じょじょに花数が減り、2月にはほんの数輪にまでになりますが、春にはまた多くの花を咲かせます。
ヤツデ
花の時期:12月
場所:外周道路など
葉は天狗の羽団扇と呼ばれ、広げた手のひらを大きくしたような形をしています。冬の寒い時期に花をつけ、寒い時期にも比較的よく活動するハエやアブの仲間が受粉を手伝います。
シモバシラ
時期:12~1月
場所:野草園
花よりも、冬枯れた後に注目されるシモバシラ。霜柱の立つような寒い冬の朝に、この植物の茎の根元に変わった形の霜柱が現れます。根から吸い上げられた水分が、枯れた茎からしみだしてできあがるようです。暖冬気味の近年ではなかなか条件のよい日にめぐまれなくなっています。
ロウバイ
時期:12~1月
場所:さくらづつみ、じどうセンター奥ほか
もっとも寒い時期にあえて花をつける中国大陸原産の木で庭木に利用されます。晴れた日には良い香りを漂わせます。