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冬野鳥やちょうの巣箱すばこかけ

ふりがな

野鳥やちょうの種類しゅるいと巣すについて

野鳥の巣箱

【エサを運はこぶシジュウカラ(左ひだり)と巣箱すばこの中なか(右みぎ)】

 こどもの国くにでは様々さまざまな野鳥やちょうが見みられますが、一年中いちねんじゅういるもの、夏なつに見みられるもの、冬ふゆに見みられるものなど、種類しゅるいによって見みられる時期じきがあります。一年中いちねんじゅういるものや夏なつに見みられる野鳥やちょうの中なかには、こどもの国くにで子育こそだてを行おこなうものがいます。野鳥やちょうは種類しゅるいによって巣すを作つくる場所ばしょや形かたちが違ちがいます。

     
  1. 木きの枝えだに作つくる野鳥やちょう・・・カラス、ハト、エナガ、メジロなどなど
  2. 木きの穴あなに作つくる野鳥やちょう・・・コゲラ、アオゲラ、シジュウカラ、ヤマガラなど
  3. 地面じめんの上うえに作つくる野鳥やちょう・・・カルガモ、ヒバリなど
  4. 地面じめんに穴あなを掘ほって作つくる野鳥やちょう・・・カワセミなど
  5. 人間にんげんの家いえなどに作つくる野鳥やちょう・・・スズメ、ツバメ、ムクドリなど

巣箱すばこを利用りようする野鳥やちょう

 巣箱すばこを利用りようする野鳥やちょうはシジュウカラ、ヤマガラなど一部いちぶの野鳥やちょうに限かぎられます。本来ほんらいはキツツキが木きにあけた穴あなや、木きが腐くさってできた穴あななどを利用りようして巣すを作つくります。巣箱すばこがその代かわりの役目やくめをするので、かけておくと利用りようされます。ただし、かけた巣箱すばこすべてが利用りようされるわけではありません。過去かこの結果けっかでは、多おおい時ときで10個このうち4個こほど利用りようされます。

 こどもの国くにでは野鳥やちょうの生態せいたいについて学まなぶことを目的もくてきとして巣箱すばこを利用りようしています。巣箱すばこをたくさんかけたからといって野鳥やちょうが増ふえるわけではありません。むしろたくさんかけ過すぎると、生態せいたいに影響えいきょうして、自然しぜんのバランスを壊こわしてしまうかもしれません。巣箱すばこをかけなくても、シジュウカラやヤマガラが巣すを作つくれる木きの穴あなはたくさんあります。

シジュウカラ

シジュウカラ

スズメ目もくシジュウカラ科か
大おおきさ:スズメくらい
鳴なき声ごえ:ツーツー、ツピ、ヂュクヂュクなど
さえずり:ツピツピツピツピ・・・、ツツピツツピツツピ・・・

 のどからおなかにかけて、黒くろいネクタイのような模様もようが特徴とくちょうです。こどもの国くにの森もりにたくさん住すんでいて、冬ふゆは数すう~10羽わくらいで群むれて木きの上うえや地面じめんでエサを探さがしています。街中まちなかでも見みかけます。

ヤマガラ

ヤマガラ

スズメ目もくシジュウカラ科か
大おおきさ:スズメくらい
鳴なき声ごえ:ニーニー、ツィーツィーなど
さえずり:ツーツーピー、ツーツーピー・・・・

 シジュウカラに比くらべて森もりの中なかを好このみます。エゴノキの種たねが大好だいすきで、エゴノキの近ちかくで待まっていると必かならずと言いっていいほどやってきます。おなかいっぱいになると、木きの穴あなや隙間すきまに食たべ物ものをためこんでおく習性しゅうせいがあります。

※他ほかにもスズメやムクドリなどが巣箱すばこを利用りようすることがあります。スズメは好このむ環境かんきょうが違ちがい、ムクドリは巣箱すばこの入口いりぐちが小ちいさすぎて利用りようできないようになっています。

シジュウカラの一年いちねん

冬ふゆの間あいだ

シジュウカラ

 シジュウカラもヤマガラも冬ふゆは小ちいさな群むれで行動こうどうします。また他ほかの野鳥やちょうと混群こんぐんと呼よばれる群むれを作つくります。一緒いっしょにいることで、タカなどの天敵てんてきから襲おそわれにくくなると考かんがえられています。混群こんぐんにはエナガ、メジロ、コゲラなどが加くわわります。これらの野鳥やちょうがごちゃごちゃにまざりあって群むれれているのではなく、エナガはエナガ同士どうし、シジュウカラはシジュウカラ同士どうし、コゲラはコゲラ同士どうしといった具合ぐあいに別々べつべつにまとまっていて、それらの群むれがなんとなくいつも近ちかくにいます。

さえずり

さえずる

 3月がつになると、オスがさえずりをはじめます。メスをひきつけたり、周囲しゅういのオスに子育こそだてをするための縄張なわばりを宣言せんげんするためです。メスとつがいになると、巣作すづくりによい場所ばしょを探さがします。シジュウカラは木きの穴あなや巣箱すばこ以外いがいにも、石垣いしがきの隙間すきまや郵便ゆうびん受うけに巣すをつくることがあります。

巣作すづくり

巣材運び

【コケを運はこぶシジュウカラ】

 4月がつになると巣作すづくりをはじめます。巣すはメスが1週間しゅうかんほどかけてつくります。まず土台どだいにコケをたくさん敷しきます。土台どだい作づくりが終おわると、卵たまごを産うみあたためるための、おわん型がたの産座さんざをつくります。産座さんざには鳥とりの羽はねや動物どうぶつの毛け、ほかにビニールなどの人工物じんこうぶつが使つかわれることがあります。巣作すづくりの間あいだはとても神経質しんけいしつで、様子ようすを見みようと人ひとが近ちかづいたりすると、途中とちゅうでやめてしまうことがあります。

産卵さんらん

卵

 4月中旬頃ちゅうじゅんごろから1日にちに1個こずつ卵たまごを産うんでいきます。卵たまごの数かずは8~10個こくらいです。全部ぜんぶ産うみ終おわってからメスが卵たまごをあたためはじめます。ヒナがかえるタイミングが同おなじになるようにするためです。その間あいだオスはさかんにさえずってなわばりを主張しゅちょうします。また、メスにエサを運はこんだり、外そとに出でてきたメスにエサをあげたりします。

ヒナの誕生たんじょう

エサを運ぶ

 卵たまごはあたためはじめてから約やく13日にちでふ化ふしはじめ、1~2日にちですべてヒナになります。メスはヒナをあたためるためにしばらく巣すから出でず、オスがエサを運はこんできます。3日にちくらいするとメスも巣すを出でてエサを運はこぶようになり、オスよりもメスのほうが多おおくエサを持もってくるようになります。ヒナが成長せいちょうするにつれてエサを運はこぶ回数かいすうがどんどん増ふえ、1時間じかいに10回かい以上いじょうにもなります。エサはイモムシなどの昆虫こんちゅうが中心ちゅうしんです。

巣立すだち

ヒナ

【巣すだってまもないヒナ】

 巣立すだちが近ちかくなると、親おやはエサをなかなかあたえなくなり、巣立すだちをうながす行動こうどうをするようになります。卵たまごがふ化かしてから18日前後にちぜんごで巣立すだちます。巣立すだった後あとも、しばらくは親おやと一緒いっしょに過すごごしてエサをねだります。1が月げつくらいすると、親おやから離はなれて生活せいかつできるようになります。

 残念ざんねんながらすべてのヒナが無事ぶじに育そだつわけではありません。卵たまごがふ化かしなかったり、アオダイショウ(ヘビ)やカラスに襲おそわれて食たべられてしまったり、途中とちゅうで死しんでしまうこともあります。無事ぶじに巣立すだった後あとも天敵てんてきのタカなどに食たべられてしまうこともあります。

イベント

野鳥やちょうの巣箱すばこ作づくりと巣箱すばこかけ

すばこ

 イベント「野鳥やちょうの巣箱すばこづくりと巣箱すばこかけ」は毎年まいとし2月がつ上旬じょうじゅん(または1月がつ下旬げじゅん)に行おこなっているイベントで、巣箱すばこを利用りようする野鳥やちょうについて説明せつめいを聞きき、金かなづちで釘くぎをトントンしながら巣箱すばこを作つくった後あと、外周道路がいしゅうどうろの木きにかけます。イベントカレンダーで告知こくちをします。

野鳥やちょうの巣箱すばこはずし

巣箱はずし

 かけた巣箱すばこは12月がつに木きからはずして利用りようしてくれたかどうかをチェックします。イベント「野鳥やちょうの巣箱すばこはずし」は毎年まいとし12月中旬がつちゅうじゅんに行おこないます。

巣箱すばこかけの結果けっか

 過去かこの結果けっかはブログに掲載けいさいしています。下記かきのリンクからご覧らんいただき、参考さんこうにしてください。