テナガエビ釣りガイド
テナガエビ
白鳥湖にはテナガエビがたくさん住んでいます。岸の石の隙間に潜んでいて、顔を出したり、池の底の淵ふちを歩いてエサを探したりしています。ザリガニ釣りと同じようにして釣ることができます。白鳥湖脇のビジターセンターでは飼育展示していています。以前はアメリカザリガニの方がたくさんいましたが、現在はテナガエビの方が多く、アメリカザリガニはあまり釣れません。
アメリカザリガニ
アメリカザリガニは、アメリカ原産でもともと日本にはいなかった生き物です。1927年(昭和3年)にウシガエル(食用ガエル)のエサとしてもちこまれたものが全国に広がりました。雑食性で水草や昆虫、小魚などを食べます。そのため、もともと日本に住んでいた生き物がアメリカザリガニに食べられてしまい、いなくなってしまった例もあるようです。なので、本来アメリカザリガニはあまり増えてほしくない生き物で、要注意外来生物に指定されています。
こどもの国の白鳥湖やはす池で定着していしたが、近年数を減らしています。ほかの場所に放したりすると、もともとそこにいる生き物に大きな影響を及ぼしてしまいますので、決して放さないようにしてください。
テナガエビ釣りに挑戦してみる
白鳥湖ではテナガエビが釣れます。コイがエサを取ろうと邪魔するので、なるべくコイに狙われない場所で挑戦してみましょう。テナガエビは一年中こどもの国にいますが、釣りにオススメの時期は5月~10月です。寒い時期はテナガエビがエサに取り付きません。
テナガエビ釣りの前に
テナガエビ釣りに行く前に、野外で活動するときの服装や注意することなどについて、しっかりと確認しておきましょう。下記のリンク先のページを参考にしてください。
テナガエビ釣り
- テナガエビを釣るには、凧糸(1.5メートルくらい)、エサのさきイカが必要です。好みで木の枝を釣り竿がわりにすることもありますが、絶対必要というわけではありませんが、50~60センチくらいの木の枝を竿代りにすると、糸を垂らすときにコントロールしやすくなります。さきイカは凧糸の先にしっかり結びつけます。
- テナガエビは岸の石垣の間に潜んでいたり、岸の淵の底でエサを探していたりするので、凧糸に結んださきイカを岸の淵に沿って池の中に垂らします。
- しばらく待ちます。垂らしてから1分くらいで糸を引かないとあげてしまう人がいますが、エサに気づいて取り付くまでに少し時間がかかります。一度いれたら10分くらいは待ちましょう。10分経っても引きがない場合は場所を変えてまたしばらく待ちます。
- テナガエビが糸を引いたらゆっくり引き上げましょう。あわてて引っ張ると逃げてしまいます。水面近くまで引き上げたら網ですくうとよいです。
- こどもの国では魚用の釣り竿、釣り糸、釣り針、トラップは使用禁止です。
- 白鳥湖のハクチョウのいるエリアではテナガエビ釣りは禁止です。
テナガエビ釣り大会
6月か7月に、テナガエビ釣り大会を行います。釣り上げたテナガエビの1匹の重さを競い合います。過去の大会ではテナガエビ13グラム(あいらさん、2018.6.17)がベスト記録です。
イベント「テナガエビ釣り大会」はイベントカレンダーで告知します。
大会ルール
- 計量は15時までにすませてください。(時間厳守)
- 計量時に受け取った記録証は、表彰式までなくさないでください。
- 白鳥湖のハクチョウのいるエリアではテナガエビ釣りは禁止です。
- 使った道具は、持ち帰るか分別してゴミ箱に捨ててください。
- トラップの使用は禁止です。
- 魚用の釣り竿、釣り糸、釣り針は使用禁止です。(凧糸にエサをつけて釣ります)
- 網で池の底をすくってつかまえるのは禁止です。水面まで釣り上げたものを網ですくうのはOK。
- 水辺では落ちないよう、物を落とさないよう気をつけてください。
※大会でアメリカザリガニを釣った場合、本来増えて欲しくない生き物のため、駆除処分になります。