セミのぬけがら調査結果【2024年度】
今年も8月10日(土)~12日(月振)にかけてせみのぬけがら調査が行われました。なんと20回目を迎えました!!
昨年に引き続き暑さが大変厳しく、今までのように多くのぬけがらを集めることは難しくなりつつあります。こうしてこの調査を続けられることができるのも、参加いただいた皆様のご協力のおかげです。本当にありがとうございました。
今回(令和6年、2024年)の記録は下記のとおりです。
調査日:
8/10(土)セミのぬけがら調査員5人
8/11(日)セミのぬけがら調査員5人
8/12(月)セミのぬけがら調査員11人
ニイニイゼミ 3こ
ヒグラシ 16こ (※
アブラゼミ 263こ
ミンミンゼミ 62こ
ツクツクボウシ 4こ
クマゼミ 0こ
不明(触角が折れてしまい、判別できなかったぬけがら) 202こ
※ヒグラシのぬけがらは職員で探した15こを記録に加えました。
さらには今年は一部調査員のみなさんにアブラゼミ、ミンミンゼミのオス・メスの内訳についても調査をお願いしました。
アブラゼミ オス90こ・メス93こ(調査員10人分)
ミンミンゼミ オス20こ・メス26こ(調査員4人分)
今年もアブラゼミが一番多くみつかる例年どおりの結果となりました。
一時期少なかったミンミンゼミの数はここ2年、多く見つかっています。ニイニイゼミがここ数年大幅に少なくなっている結果も気になります。もしかしたらニイニイゼミが好むケヤキの木が以前より少なくなったことも原因の1つかもしれません。
セミは種類によって生息する地域や好む樹木などが違います。そのため毎年セミのぬけがらを調査することで自然環境の変化を知ることができます。クマゼミのぬけがらは今回も発見されませんでしたが、見つかるようになる頃には今と環境の違いが生じているかもわかりません。引き続き、こどもの国ではぬけがらの調査を続けていきたいと思います。
ぜひ私たちと一緒に調査しましょう!
8月25日(日)までセミのぬけがら調査キットは正面入口案内所で販売しています。
神奈川県横浜市周辺で見られる6種類のセミのぬけがらの見分け方がわかる検索表と9マスに仕切られた標本用の箱のセット(1セット200円)です。夏休みの自由研究でセミのぬけがらを調べてみたい方はご利用ください。
園内で見つけたセミのぬけがらが調査ガイドを見てもわからないときは調査キットを購入したところでお声がけください。
また「NHKシチズンラボ セミの大調査2024」にも調査結果を報告しています。全国から調査結果が報告されていますのでそちらも確認してみてください。
NHKシチズンラボ セミ大調査
セミについてもっとくわしく知りたい方は↓↓↓
セミの種類と一生(しぜんのページ)
セミのぬけがら調査ガイド(しぜんのページ)