インクルーシブスポーツフェスティバルinこどもの国

2月3日(土)に「インクルーシブスポーツフェスティバルinこどもの国」を中央広場にて初開催しました。

インクルーシブスポーツとは、性別や年齢、国籍、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめるスポーツのこと。

近年注目されているこのインクルーシブスポーツの活動場所としてこどもの国を認知してもらうために、来園者の方たちに向けた体験イベントを企画、また、公益財団法人 横浜市スポーツ協会さんでも、横浜市18区にてインクルーシブスポーツの推進事業を行っていたことから、共催という形で本イベントが実現しました。

会場では、車いすレーサー体験・アレンジボッチャ・スカットボール・輪投げといった競技の体験のほか、音楽に合わせて体を動かす「絵本でピクニック」や「かけっこ教室」も行われました。

車いすレーサー体験では実際に陸上競技で使用されている車いすを展示。固定されている車いすに乗車して10秒間でどのくらいの速度で漕げるかに挑戦しました。ちなみにマラソン競技での平均時速は約32km!選手たちの漕ぐスピードを目指し頑張りました。親子で挑戦されている方は、お子さんが頑張って漕いでお母さんよりも早いスピードを出していました。

陸上競技用車いす。持ってみるとすごく軽い!
車いすレーサー体験の様子。早く漕ぐのは大変です。

アレンジボッチャのブースでは、小さなお子様でも楽しめるようにボウリング形式でボールを転がしてペットボトルを倒す内容にアレンジして行いました。イベント当日が2月3日で節分ということで、鬼の顔が付いたペットボトル目掛けボールを転がします。アレンジボッチャの隣では、通常のボッチャのように2組に分かれ、白い目標球に向かってそれぞれの持ち球を投げてどれだけ近付けさせることができるかを競いました。

アレンジボッチャの様子。ボールを当てて鬼退治!
ボッチャの様子。うまく白い球に近付けられるかな?

スカットボールは専用のスティックを使ってボールを穴の開いた板に向かって転がし、穴の中に入れます。今回は通常のスカットボールに加え、手でボールを転がすアレンジ版も用意。通常のスカットボールで使用するボールは固いですが、アレンジ版ではやわらかいボールを使用、小さなお子様にも楽しんで頂けるようにしました。

スカットボールの様子。まっすぐ転がすのが意外と難しい!
アレンジスカットボールの様子。よく穴をねらってボールを転がします。

そして、縁日等でもおなじみの輪投げ。実は「ヨコハマさわやかスポーツ」という、いつでも気軽にできるニュースポーツの種目の一つになっています。9個の輪を台に設置された棒に向かって投げ、入った棒の下に書いてある数字が得点になります。台は2つ設置してされていたので、家族や兄弟で対戦している姿も見られました。

輪投げの様子。棒にはじかれないように投げます。

「絵本でピクニック」では、主に横浜市瀬谷区で活動されている”歌ってあそぶ 読み聞かせユニット”のmokomokobooksさんと一緒に、音楽に合わせて体を動かしました。また、参加者の皆さんでパラバルーンという遊具を使って遊びました。パラバルーンとは大きな円形の布で、複数人で持って布を上下させ、空気を入れて膨らませたりしぼませたりします。親子で楽しみながら全身を使って遊びました。

絵本でピクニックの様子。
パラバルーンの下をこどもたちが楽しそうに駆けていました。

「かけっこ教室」では、講師のジュニアランニング指導員である向出 徳章さんから親子で走り方のコツを教わりました。足の形や手の形といった基本的な走る時の姿勢を指導してもらいました。こどもたちだけでなく、大人の皆さんも真剣に教わった姿勢を意識して走っていました。

かけっこ教室の様子。

さらに、各ブースで体験をしてスタンプを集めてくれた人には参加賞をプレゼントしました。全部のブースを体験してくれる人もたくさんいました。

インクルーシブスポーツは年齢や障害の有無にかかわらず誰もが楽しめるスポーツです。会場には3世代で遊びに来ているご家族や、障害をもった方も見受けられ、様々な人たちが楽しんでスポーツの体験をしている姿が印象的でした。ご来場頂いた皆様、ありがとうございました!

最後に、今回のインクルーシブスポーツフェスティバル開催にあたりご協力頂いた、横浜市スポーツ協会様、横浜ラポール様、青葉区さわやかスポーツ普及委員会様、そしてボランティアの皆様、ありがとうございました。